平安画廊といえば版画専門に取り扱う老舗です。私は30歳前後からしばしば通ってきた画廊でもあります。その店主である中島さんの訃報を昨日耳にしました。来年に画廊開設40周年を迎える直前の訃報でした。
中島さんは版画はまだまだマイナーな評価しか得られていない60年代に版画専門画廊を起こしたパイオニアです。
中島さんから伺ったところによれば、版画家であったお父さんの影響もあり版画専門の画廊にされたようです。また、今のように美術系大学に版画専科はなく油彩系に含まれていた頃でした。そのため版画をする作家を掘り起こすために東京芸大に何度も通われたそうです。
そんな苦労をしながら版画専門画廊を立ち上げ、以来着実に多くの版画作家が平安画廊から育っていきました。その実績はすごいものがあり、私のようなまだ画廊を始めて5年しかたたないものには足元にも及びません。
わたしが平安画廊で最初に購入した作品は松谷武判のシルクスクリーンだったと記憶します。松谷氏は現在はフランス在住で国際的に活躍される作家です。
それ以降、私は平安画廊で様々な作家に出会い版画の虫になったのでした。まさに版画について学んだプライベート・スクールで、中島さんから多くのことを教えられ、中島さんは私の版画についての教師でした。もちろん様々な作品を分けていただきました。
2003年の春のある日、平安画廊に行ったとき中島さんから「版画芸術に谷口さんをコレクターとして紹介したよ。いずれ取材に行かれるからよろしくね。」と言われました。
私はそのときギャラリー立ち上げの準備をしていたときでした。6月か7月のはじめだったでしょうか。
版画芸術の編集長の松山さんが訪ねてこられました。
松山さんから次号はコレクター特集を組むので取材に応じて欲しいとのことでした。私はコレクターが高じて9月末から画廊を始めることになったことを告げると、非常に興味を示され取材をして帰られたのです。
その記事が2003年9月発売の版画芸術に載りました。わたしにとってはラッキーでした。コレクターが画廊を始めるということで版画ファンに関心を持っていただいたようで、それ以降私の画廊を訪ねてこられる版画ファンが結構おられます。
このように中島さんから様々なことを学び、また、中島さんに画廊運営のイロハを学び、また、コレクターとして版画芸術に紹介していただいたことが私のギャラリー運営の基盤になっています。
中島さんの訃報に接し、深くお悔やみ申し上げ、いままでの業績に敬意を表する次第です。
中島さんは版画はまだまだマイナーな評価しか得られていない60年代に版画専門画廊を起こしたパイオニアです。
中島さんから伺ったところによれば、版画家であったお父さんの影響もあり版画専門の画廊にされたようです。また、今のように美術系大学に版画専科はなく油彩系に含まれていた頃でした。そのため版画をする作家を掘り起こすために東京芸大に何度も通われたそうです。
そんな苦労をしながら版画専門画廊を立ち上げ、以来着実に多くの版画作家が平安画廊から育っていきました。その実績はすごいものがあり、私のようなまだ画廊を始めて5年しかたたないものには足元にも及びません。
わたしが平安画廊で最初に購入した作品は松谷武判のシルクスクリーンだったと記憶します。松谷氏は現在はフランス在住で国際的に活躍される作家です。
それ以降、私は平安画廊で様々な作家に出会い版画の虫になったのでした。まさに版画について学んだプライベート・スクールで、中島さんから多くのことを教えられ、中島さんは私の版画についての教師でした。もちろん様々な作品を分けていただきました。
2003年の春のある日、平安画廊に行ったとき中島さんから「版画芸術に谷口さんをコレクターとして紹介したよ。いずれ取材に行かれるからよろしくね。」と言われました。
私はそのときギャラリー立ち上げの準備をしていたときでした。6月か7月のはじめだったでしょうか。
版画芸術の編集長の松山さんが訪ねてこられました。
松山さんから次号はコレクター特集を組むので取材に応じて欲しいとのことでした。私はコレクターが高じて9月末から画廊を始めることになったことを告げると、非常に興味を示され取材をして帰られたのです。
その記事が2003年9月発売の版画芸術に載りました。わたしにとってはラッキーでした。コレクターが画廊を始めるということで版画ファンに関心を持っていただいたようで、それ以降私の画廊を訪ねてこられる版画ファンが結構おられます。
このように中島さんから様々なことを学び、また、中島さんに画廊運営のイロハを学び、また、コレクターとして版画芸術に紹介していただいたことが私のギャラリー運営の基盤になっています。
中島さんの訃報に接し、深くお悔やみ申し上げ、いままでの業績に敬意を表する次第です。
7/4(金)から始まった「舟田潤子展」は初日から舟田ファンが大勢見に来てくれています。
何故こんなにファンが多いのか。老若男女まで幅広い層のファンがその魅力に取り付かれています。
京都新聞の講評を紹介しましょう。的確に評価してくれましたので是非読んで下さい。

詠んでもらったら判るように、本当に自由に発想する作家です。彼女の原点は版画ですが版画の技法では表せない部分は積極的に大胆に他の技法を取り入れています。
大抵の作家はジャンルにこだわり、日本画、洋画、版画のジャンルから離れません。しかし、彼女は版画で補えない部分は手彩色で、あるいは布地を張るなどコラージュで、というように彼女の持ち味である大胆なエッチングやドライポイントなどのダイナミックな線を最大限活かしながら他の技法を遠慮なく加えていきます。その型破りな発想に驚きますが、しかし、そのような混合技法で創る作品はいずれも驚くほど相乗効果を挙げています。
例えば京都新聞が取り上げた作品を見ましょう。バックを流れる赤い川は尾形光琳や北斎の大胆な大河や海原の構図を思い出しますが、これはアクリル板に赤絵の具をのせヘラで大胆に延ばしたものを転写したものです。さらに、がんぴ紙や韓国紙などを効果的に貼ったり手彩を加えたりして画面を躍動的なものにし、最終的にエッチングやドライポイントでダイナミックな線描をし終えます。ご覧の通り、それらの混合法が見事に融合し、リズミカルな音楽が流れ出るような爽快感を与えてくれます。
舟田潤子さんはザッハトルテのファンですが、(ザッハトルテはパリのカフェやイングランドやアイルランドのパブのステージで演奏されるような民衆に根ざしたリズミカルな演奏をするグループです。)そのザッハトルテを7/6に招きライブコンサートとオープニングパーティをしました。
舟田潤子展は 〜7/22(火) までです。是非ご覧下さい。
何故こんなにファンが多いのか。老若男女まで幅広い層のファンがその魅力に取り付かれています。
京都新聞の講評を紹介しましょう。的確に評価してくれましたので是非読んで下さい。

詠んでもらったら判るように、本当に自由に発想する作家です。彼女の原点は版画ですが版画の技法では表せない部分は積極的に大胆に他の技法を取り入れています。
大抵の作家はジャンルにこだわり、日本画、洋画、版画のジャンルから離れません。しかし、彼女は版画で補えない部分は手彩色で、あるいは布地を張るなどコラージュで、というように彼女の持ち味である大胆なエッチングやドライポイントなどのダイナミックな線を最大限活かしながら他の技法を遠慮なく加えていきます。その型破りな発想に驚きますが、しかし、そのような混合技法で創る作品はいずれも驚くほど相乗効果を挙げています。
例えば京都新聞が取り上げた作品を見ましょう。バックを流れる赤い川は尾形光琳や北斎の大胆な大河や海原の構図を思い出しますが、これはアクリル板に赤絵の具をのせヘラで大胆に延ばしたものを転写したものです。さらに、がんぴ紙や韓国紙などを効果的に貼ったり手彩を加えたりして画面を躍動的なものにし、最終的にエッチングやドライポイントでダイナミックな線描をし終えます。ご覧の通り、それらの混合法が見事に融合し、リズミカルな音楽が流れ出るような爽快感を与えてくれます。
舟田潤子さんはザッハトルテのファンですが、(ザッハトルテはパリのカフェやイングランドやアイルランドのパブのステージで演奏されるような民衆に根ざしたリズミカルな演奏をするグループです。)そのザッハトルテを7/6に招きライブコンサートとオープニングパーティをしました。
舟田潤子展は 〜7/22(火) までです。是非ご覧下さい。
7/4(金)から始まった「舟田潤子展」は好調な滑り出しで、初日からファンが詰め掛けています。
2年前に初めて当店で個展されて以来、数々の賞を受賞され瞬く間に人気作家となり現在では京都と東京を又にかけ大活躍です。
サーカスの好きな彼女のドライポイントのラインは大胆で伸びやかです。また、色彩感覚は大きく面で捕らえ錦絵のぐわいです。しかも構図全体は女性らしく爽やかに納まっています。
今回は和の要素の入った、江戸風POPといえる大作2点、および光琳や北斎も驚く、大胆にうねる大河を描くような作風の大作2点は実際にご覧にならないとその感動は伝わりませんね。
それでは展示風景をご覧下さい。



梅雨開け宣言がでたのか、猛烈な暑さが突然襲ってきましたが、それにめげず是非当ギャラリーにお越し下さい。
冷たいお茶などを飲みながら、舟田作品とともに爽やかな時間をお過ごし下さい。きっと至福の時間が過せると思いますよ。
7/4(金) 〜 7/22(火) 舟田潤子展
2年前に初めて当店で個展されて以来、数々の賞を受賞され瞬く間に人気作家となり現在では京都と東京を又にかけ大活躍です。
サーカスの好きな彼女のドライポイントのラインは大胆で伸びやかです。また、色彩感覚は大きく面で捕らえ錦絵のぐわいです。しかも構図全体は女性らしく爽やかに納まっています。
今回は和の要素の入った、江戸風POPといえる大作2点、および光琳や北斎も驚く、大胆にうねる大河を描くような作風の大作2点は実際にご覧にならないとその感動は伝わりませんね。
それでは展示風景をご覧下さい。



梅雨開け宣言がでたのか、猛烈な暑さが突然襲ってきましたが、それにめげず是非当ギャラリーにお越し下さい。
冷たいお茶などを飲みながら、舟田作品とともに爽やかな時間をお過ごし下さい。きっと至福の時間が過せると思いますよ。
7/4(金) 〜 7/22(火) 舟田潤子展
傍嶋飛龍展を5/30日から始めました。
すごい実力のある従来にない画風の魅力ある作家で、その魅力に引かれ数年前から当ギャラリーでの個展を依頼し今回ようやく実現したのですが、関西で初めて個展をする作家なので集客を心配していました。
案の定、はじめは客足は伸びず心配していましたが、美術フリージャーナリストの小吹氏が取材に来られすごい作家だと評価してくださり、6月7日(土)の京都新聞に講評を掲載されました。

この記事が掲載されてから毎日コンスタントに来客がありました。
しかし、飛龍氏のワークショップに人が集まるか全く未知数で不安を感じていました。
何人かの知り合いにメールを出したりして、10数人は集まりそうだとの感触を得てホッとしていましたが、何とワークショップ当日は小学生の子供から大人まで30名を越える人たちが集まり驚くと共に
今回の新しい試みを歓迎されたのではないかと嬉しくなりました。
15日当日14:00から始まったワークショップ「わたしのわた詩の描き方」は、飛龍氏が「現在の自分」のイメージを自由に描いてくださいと指示し、後は各自が自由に描き始めます。

数分後、次は「なりたい自分」を描いてくださいと指示し、各自又自由に描きます。
2枚描き終えたところで各自の2枚の絵を前に並べて、各自から「今の自分」「なりたい自分」を描いた心境を話すよう指示されます。

参加者の絵に表れた心境説明に、全員なるほどとうなったり、そうなのかと感じたりします。
次は打楽器グループ「じゃねんず」のリーダー飛龍さんの指導で演奏グループと絵を各グループに判れ、絵を各グループは演奏するグループの演奏にあう絵を描きます。最初は激しい音楽で、後半は静かな音楽にあわせて描きます。


激しい音楽を演奏すると原色で描いた荒々しい絵を描く人がほとんどで、静かな音楽になると寒色を使った絵を描く人がほとんどです。
絵を描くことを通じ、心の変化、喜怒哀楽などがその時々の状況によって絵に表れるのがよくわかりました。
ほんとに参加者全員楽しい時間を持ちました。
傍嶋飛龍さんに感謝です。有難うございました。
すごい実力のある従来にない画風の魅力ある作家で、その魅力に引かれ数年前から当ギャラリーでの個展を依頼し今回ようやく実現したのですが、関西で初めて個展をする作家なので集客を心配していました。
案の定、はじめは客足は伸びず心配していましたが、美術フリージャーナリストの小吹氏が取材に来られすごい作家だと評価してくださり、6月7日(土)の京都新聞に講評を掲載されました。

この記事が掲載されてから毎日コンスタントに来客がありました。
しかし、飛龍氏のワークショップに人が集まるか全く未知数で不安を感じていました。
何人かの知り合いにメールを出したりして、10数人は集まりそうだとの感触を得てホッとしていましたが、何とワークショップ当日は小学生の子供から大人まで30名を越える人たちが集まり驚くと共に
今回の新しい試みを歓迎されたのではないかと嬉しくなりました。
15日当日14:00から始まったワークショップ「わたしのわた詩の描き方」は、飛龍氏が「現在の自分」のイメージを自由に描いてくださいと指示し、後は各自が自由に描き始めます。

数分後、次は「なりたい自分」を描いてくださいと指示し、各自又自由に描きます。
2枚描き終えたところで各自の2枚の絵を前に並べて、各自から「今の自分」「なりたい自分」を描いた心境を話すよう指示されます。

参加者の絵に表れた心境説明に、全員なるほどとうなったり、そうなのかと感じたりします。
次は打楽器グループ「じゃねんず」のリーダー飛龍さんの指導で演奏グループと絵を各グループに判れ、絵を各グループは演奏するグループの演奏にあう絵を描きます。最初は激しい音楽で、後半は静かな音楽にあわせて描きます。


激しい音楽を演奏すると原色で描いた荒々しい絵を描く人がほとんどで、静かな音楽になると寒色を使った絵を描く人がほとんどです。
絵を描くことを通じ、心の変化、喜怒哀楽などがその時々の状況によって絵に表れるのがよくわかりました。
ほんとに参加者全員楽しい時間を持ちました。
傍嶋飛龍さんに感謝です。有難うございました。
傍嶋飛龍さんは30歳を越えたばかりの新進気鋭の作家です。町の中央に相模湖が位置する藤野町で制作を5年前からされている。
自然が満喫される環境の中で制作された個性豊かな作品群は私達のハートを捉えはなさない。
まずは展示期間から紹介します。
傍嶋飛龍展 5/30(金)〜6/17(火)
では展示風景です。
地下はミックスドメディアの大作2点が壁面を飾り、その緻密で奇想天外な世界に圧倒されることは確実です。

傍嶋さんは万華鏡やレリーフも制作されます。

また、自作の太鼓もあります。木口木版もかわいくて魅力的です。

2階フロアーにはドローイングが壁面一杯に飾られています。これがすごい!!!

傍嶋さんは多摩美術大学で版画を学ばれました。1999年に第1回池田満寿夫記念芸術賞展大賞を受賞。2002年には利根山光人記念大賞展ビエンナーレきたかみ大賞を受賞と大活躍です。
今は版画から多彩な画材を使ってのミックスドメディア、陶芸、ガラス、万華鏡とあらゆるものに挑戦されています。
傍嶋飛龍展会期後半に飛龍さんによる下記ワークショップをします。
小学生4年生以上参加できます。ぜひ参加してください。
タイトル : 「わたしのわた詩の描き方」
日 時 : 6月15日(日) 14:00〜
場 所 : アートゾーン神楽岡
内 容 : 作家愛用のクレヨンを使い、アートセッションです。テーマを決めて即興で描きます。太鼓の音、その他いろいろな楽器の音を聞きながら描きます。上手、下手関係なく心の向くまま描く楽しさを学びます。
自然が満喫される環境の中で制作された個性豊かな作品群は私達のハートを捉えはなさない。
まずは展示期間から紹介します。
傍嶋飛龍展 5/30(金)〜6/17(火)
では展示風景です。
地下はミックスドメディアの大作2点が壁面を飾り、その緻密で奇想天外な世界に圧倒されることは確実です。

傍嶋さんは万華鏡やレリーフも制作されます。

また、自作の太鼓もあります。木口木版もかわいくて魅力的です。

2階フロアーにはドローイングが壁面一杯に飾られています。これがすごい!!!

傍嶋さんは多摩美術大学で版画を学ばれました。1999年に第1回池田満寿夫記念芸術賞展大賞を受賞。2002年には利根山光人記念大賞展ビエンナーレきたかみ大賞を受賞と大活躍です。
今は版画から多彩な画材を使ってのミックスドメディア、陶芸、ガラス、万華鏡とあらゆるものに挑戦されています。
傍嶋飛龍展会期後半に飛龍さんによる下記ワークショップをします。
小学生4年生以上参加できます。ぜひ参加してください。
タイトル : 「わたしのわた詩の描き方」
日 時 : 6月15日(日) 14:00〜
場 所 : アートゾーン神楽岡
内 容 : 作家愛用のクレヨンを使い、アートセッションです。テーマを決めて即興で描きます。太鼓の音、その他いろいろな楽器の音を聞きながら描きます。上手、下手関係なく心の向くまま描く楽しさを学びます。




