ウェイン・クロザースさんの個展も下記で終了です。
〜11/1(日) ウェインさんは今まで世界各地をまわりいろんな人々と出会い、人情に触れ、さまざまな風土、風習に出会い、多くの刺激を得てこられたことが、現在まで続く作品・顔シリーズ、人体シリーズとなっているのでしょう。
子供のころに「世界を探検して、その後で宇宙へ行って探検したい」と思っていたとのことです。このような夢は誰もが描く夢ですね。
そして、美術の世界ですがウェインさんはそれを実践し世界を駆け巡り現在活躍中です。
「これからも新しい体験をして、オリジナルアイディアから作品を作りたい」と前に向いて制作意欲満天です。
今年末には長年住み慣れた東京を引き上げてオーストラリア・メルボルンに帰国とのことです。
メルボルン美術館に東洋美術の部門があり充実させるとのことで、東洋美術、日本美術の学識を買われキュレータに招聘されとのことです。
制作時間は充分あるようで今後とも活躍を期待したいものです。

上記は展示会場2階から地下展示場を見下ろした写真です。
日曜までです。是非ご覧下さい。
下記ギャラリー案内サイトにもどうぞ!
http://www.artzone-kaguraoka.com/
ウェインさんの作品はメッセージがこめられているようです。
そこで聞きました。「あなたの好きな作家、尊敬する作家は誰ですか。」
「難しい質問ですね。好きな作家、好きじゃない作家はいますが、多分それより私に影響するものは美術と関係ない場所と人間のような気がします。」
好きな作家はいるが影響は受けておらず、美術と関係ない場所や人間から影響を受けたように思うとの返答です。
制作活動に影響を与えたものは「具体的でないですが、現在の社会的なもの、政治的なもの、自然的なもの」だ言っており、それを、「新しい方法と方向で見せたいと考えているし、今まで感じなかった部分を感じさせたいと思っています」との応えでした。
さまざまな国をまわり、各国の人と交わり、その中で人間の生き様、有り様をみつめ、そのエネルギーを感じとり、人間共通に秘めるエネルギーをさまざまな「顔」として描き、「人体」として等身大の作品を沢山作ってきました。

ウェインさんにとって、さまざまな国の風景と人との出会いによって、インスピレーションとエネルギーを受け新しい作品を作る原動力となるのでしょう。
元気がもらえるエネルギッシュな作品ばかりでです。
ウェイン・クロザース展 〜11/1(日)
是非ご覧下さい。
ウェインさんの作品は前で見るとまだら模様の集積に見え、離れると顔が現れるという騙しえのような作品が多い。
例えば、下記は一部分です。

これの全容は下記です。

このような作品を創っているのですが作品の特徴として彼は「見方によって様々だと思いますが、ひとつの作品を、近くで見ると色々な模様とメッセージが描いてあり、遠くで見ると大きな形の表現が現れること。」といっています。また、「それと、色々な色彩の組み合わせと実験的なアプローチ。」をしているだとのことです。
このような作品を木版画で作る理由を尋ねました。
「自分の表現したい気持ちと目的が、版画の技法と一番合っていると思います。自分の感じるエネルギーが絵に写ることと、木から紙に写るプロセスが似ていると思います。」
ウェインさんの作品はどれも力強く激しいエネルギーを感じる色彩を使用していますが、和紙と木版の素材が激しいエネルギーを吸収し落ち着きのある暖かい作風にしているように思います。
ウェインさんは作品に反映している和紙と木の味の魅力に取り付かれているのでしょう。
ウェイン・クロザース展は 〜11月1日(日)までです。 どうか一度、作品をご覧下さい。
現在下記個展をしています。
ウェイン・クロザース展 10/11(日)〜11月1日(日) 今回のメインテーマは「Human Mannequin Icon ?」だということです。
これは何を意味しているのでしょう。
そこでウェインさんに訊ねたところ「人々が理想とする完璧なファッションルックであるマネキン、完璧なスピリチュアルな形であるイコン、そして私たち生身の人間を提示して、私たちが現実に生きることとは何だろう?という問いかけをしています。」
人間は様々な顔をもっています。心の持ち様によって顔の形相も変わります。心の持ち様とはスピリチュアルの高低でしょう。
これは仏教でいう六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天上道)に通じるかもしれません。
今回の作品を観てみましょう。顔は生き様を映すのではないでしょうか。

アートゾーン神楽岡の2階スペースにはウェインさんが気に入っているプロジェクト「Repository of Forgotten Sensations」シリーズの一部が並べられています。下記がそうです。

これら上記の作品は各国でインスタレーションの形で紹介されたもので、最近では中国の重慶にある庭園の池の上に針金を張り巡らしそこから水面上に吊り下げたこれら作品群は圧巻だったようです。
この作品群の意味するところは「作品の大きさは実物大の人間と同じで、私たちがほとんど見えない体の中を流れているエネルギーと気持ちを表現しています。」とのことです。
これら等身大の作品群は圧巻です。是非ご覧下さい。
ところで、ウェインさんは今日(10/13)からバルト三国の一つリトアニアに出発です。リトアニアで個展があるとのことです。
リトアニアから帰国後、東京と福岡でシンポジウムに参加し、11月には母国オーストラリアに帰国とのことで世界を股に掛け大活躍です。
オーストラリアではメルボルン美術館のキュレーターとして2年間契約で活躍されると聞いています。
このように活躍している作家の作品とはどんなものか是非ご覧下さい。
10月11日(日)からウェイン・クロザース展が始まりました。
ウェイン氏はオーストラリア生まれでメルボルン大学卒業後来日し、以来木版画を学び現在は各国で制作発表をしている独特の作風の作家です。
オープニング・イベントとしてトークをお願いしましたが下記がその模様です。

ウェイン氏は2007年から「Human Mannequin Icon?」シリーズを制作しており、今回はこれらを中心にした展示を展開しています。
これらの作品は人間の神格化というべきIcon、人間の化身というべMannequin、そして生身の人間と3つの形相を描き、人間のあり方や生き方を問うています。
トークではプロジェクターを使いながら作品制作のプロセスや作品の意図、さらに各国で行った展示の模様やインスタレーションの模様の説明がありました。
参加者は14、5名でしたが熱心に聴いていただき、終了後楽しい懇談会に入り大いに盛り上がりました。