アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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9/21(金) 久々に東京美術館巡りをする

 9月19日早朝に水戸芸術館で開催されている「ひびのこづえ展=ひびのこづえの品品 たしひきのあんばい=」を目指し東京へ向かいました。
 茨城県水戸市は東京から常磐線の特急で1時間かかります。水戸は初めて訪れましたが徳川御三家の一つだけあってきれいに整備されたおちついた町です。
 
 水戸芸術館は駅から徒歩だと20分程度で目立つ高いモニュメントが
立っていますのですぐにわかります。

 今回の個展は大規模なもので、従来のコスチュームや舞台衣装などに加え、新たに家具のデザインにも挑戦です。こづえさんの最終目的は家」のデザインに取り組みたいようです。
家具はキャスター付きコンテナーワゴン、台所セットなど、また、木製浴槽、風呂桶など斬新なアイディアに満ちた作品ばかりです。

 特に今回の展覧会での驚くべきことは従来試みられなかった作品の値段が標記されていることです。

 水戸芸術館の学芸員は「人は正札付いている瞬間に目の色が変わります。それは「いい・悪い」が「買う・買わない」にかわります。鑑賞するから所有するというアプローチがあってもいいのではないか。」と新たな美術館からの提案をしています。

 通常、美術館の客は鑑賞目的しかないでしょう。しかし、作品は実は商品なんです。作家は創造的営為に対して対価を受けるべきなのです。そして客は対価さえ払えば作品を所有できるということに気づくべきだと思います。

 水戸芸術館は美術館のタブーを犯し、客と作品の距離を身近なものにしてくれたように感じました。展示内容も充実していましたし、こづえさんの底知れない力が読み取れ今後益々楽しみです。

 午後に水戸から東京に戻り、シロタ画廊で開催の京都出身版画家「集治千昌展」を見に行く。咲き誇る花模様のイメージなんでしょうか。妖艶で華麗な作風は益々磨きがかかってきたようです。

 2日目午前中、11月に当ギャラリーで個展を開催するマツダジュンイチさんの所属する尖グループの東京展「京都の呼吸力」を佐藤美術館(JR千駄ヶ谷駅から徒歩5分)へ見に行きました。
マツダジュンイチの作品
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 尖のメンバーは日本画とは言いながら常に実験的試みをしている実力のある若手グループです。一人ひとり味があり魅力的な展覧会でした。

 午後、GNA(日本ギャラリーネットワーク協会)の会議に出席した後、新制作展を六本木にある新国際美術館に見に行きました。

 新制作展にはアートゾーン神楽岡のファンである馬淵哲氏と田中直子氏が入選していました。真新しい広々とした会場に展示された作品群は圧巻です。しかし、度肝を抜くような新鮮な作品は見当たらず新制作も停滞しているようです。グループから離れて活動することも必要かもしれません。

田淵哲作品
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田中直子作品
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9/13(木) 和みとメルヘンの世界へ!「樋勝朋巳銅版画展」へどうぞ!

 3年ぶりの「樋勝朋巳銅版画展」です。

 会期 9/14(金)~10/2(火)

 詩情豊かでかわいい夢の世界を楽しむような画風に引き込まれます。日常さりげない風景や人とペットの出会いなどをテーマに描かれていますが彼女の手にかかると全てが幸せのメッセージに転化し幸福な気持ちになるから不思議です。

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 樋勝ファンの皆様方お待たせしました。また、初めての方々も是非、絶好の季節の中、樋勝朋巳展で幸せを味わってください。

 見逃せない個展です。

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