アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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11/27(金) 筆塚稔尚さん! 絵が「わかる」とは?

 現在、筆塚稔尚展を開催しています。

 筆塚稔尚展 ~12/1

 展示風景をご覧下さい。

展示風景3

 上記作品は全て同じ図柄ですが、全て色違いです。図柄としてはハートが描かれており、心の変化を色違いで表現しています。

 喜びの色、悲しみの色、感動の色、激怒の色など、各作品を見る目によって様々に感じ取れます。

筆塚氏は絵が「わかる」ことについてこのように言っています。

 『わかりやすい絵を描く。わからない絵を描く。この二つの選択があるが、その二者択一の限界がよくわからない。

 しかし、ミケランジェロは「石の中に人がいるからそれを彫りおこすだけだ」と。また、アインシュタインは「本当にわかっていることは、簡単に説明できるものだ」と。真の天才は全てわかっているのだろう。

 ゴッホの絵を最初にわかった人は偉い。誰もわからなかったことがわかったのだから!今ではみなゴッホをわかっている。本当か?

 私はわかる、わからないという前にモノつくりに徹しよう。

 あるコレクターが私の作品について「あなたの絵はわからない。しかし、どっこい、ここにいるよ。とい
うのがあなたの絵から伝わってくる」と。

 技法や理屈を聞かれるよりも私はこの言葉がうれしかった。』

要約するとこのようなことを筆塚氏は述べている。

 わからないから絵にする。技術をつければつけるほど絵は雄弁になる。つまり、感動が伝わるのでしょう。

 筆塚氏の作品を見ると何がよいのか説明しきれないのですが、感じるのです。

 ぜひ、それを感じるために見ていただきたいと思います。

展示風景1

 後1週間です。では、来場をお待ちします。



 

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11/19(木) 筆塚稔尚さん! 「むらぐも」は何のことですか?

現在筆塚稔尚展(~12/1)をしています。 

作品をご覧下さい。

むらぐもー2縮小

ハートに棘や針が刺さっているような絵が描かれています。

このハートが「むらぐも」を象徴しており、「むらぐも」は五臓六腑のことらしく、和歌の枕詞として使われています。

筆塚氏によれば、「むらぐも」に刺さった棘などは痛みやプレッシャーをあらわし、その痛みやプレッシャーによる心の揺らぎをさまざまな色合いで表現したとのことでした。

木版画独特の味わいで渋い色彩で心の揺らぎが表現されており、装飾的で心地よいリズムを醸しだしています。

もう一つ作品を見ましょう。

むらぎも green & red縮小

今回の作品は図柄は同じのものが並ぶのですが全ての作品の色合いが異なりますので全てモノタイプ(1点ものです)です。

木版画の味わいは現物を見ないとわからないと思います。

是非ご覧下さい。





11/13(金) 筆塚稔尚展はじまる!

 筆塚稔尚の作品は抽象作品が多い。しかし、どの作品も土の匂いや風の香りが漂っています。

 誰もが大自然の偉大さに畏敬を感じるように、筆塚は自然に対する畏敬の念を版画を通じ作品として表しているように思えてなりません。

 木版画は水性、油性、凸版、凹版など多様に使いこなし、版画でしか表現できない重厚な作品に仕上げています。

作品を見てみましょう。

muragimo 2縮小

この作品は「むらぎも」シリーズの1つです。

筆塚稔尚展 11月13日(金)~12月1日(火)

 紅葉のひと時、是非アートゾーン神楽岡にお立ち寄り下さい。


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