アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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日本のアート最先端を見る!小谷元彦展ー幽体の知覚ー

 六本木ヒルズにある森美術館で開催の小谷元彦展を見てきました。

下記はそのフライヤーです。

小谷1

小谷2

 小谷元彦は京都出身で東京芸大で彫刻を学んだ作家ですが、その作品は彫刻あり、映像あり、写真あり、平面ありで、かつ度肝を抜くような壮大で精巧なものばかりです。

 フライヤーにも説明されているのですが、痛みや恐怖などの身体感覚や体験などをテーマに見る者の潜在意識に働きかけ刺激するような作品を作っています。

 しかもそれらの全てが規模が大きく精巧で完成度が極めて高いため、一種の高揚感を喚起し陶酔状態に私達をさせてくれるのです。

 例えば、フライヤーの表に載っているのは滝の映像作品ですが、四角に囲まれた内部に入ると滝壷に落ちていくような恐怖感を味わえますし、陶酔境にいたることが出来ます。

 また、滝の写真の隣の渦巻状の彫刻写真は表情の無い不気味な生物に感じる潜在的恐怖感を顕在化した作品群でとぐろを巻き骨化した不思議な形態の作品です。

 さらに下のフライヤーの中央の写真はピアニストやヴァイオリニストの指を拡げるために昔は無理やり矯正したそうで、そのマゾヒスチックなイメージを華麗な楽器であるヴァイオリンを矯正具に見立てて制作された作品です。

 そのスケールの大きさと精巧さに驚きました。

 展示は 2月27日迄です。東京に行かれたら是非ご覧下さい。お勧めの展示会です。 

 



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NEW FACE 展とは?

 5芸術系大学版画専攻から選抜された学生達のグループ展を NEW FACE 展と言っていますが、その第1弾を弊店で開催しています。

 THE NEW FACE -五藝術家大学選抜ニューファイス展-
 ~2月1日(火)11:00~19:00 水・木休み
 

 このグループ展は石田大成社のスペースを使用し何年も続いていましたが都合により三つの画廊(アートゾーン神楽岡、恵風、アーチスロング)が引き継ぐこととなりました。

 当店では大阪芸術大学、京都嵯峨芸術大学、京都精華大学、倉敷芸術科学大学の各代表1名が出展しています。

 それでは紹介しましょう。

 高本英里さん(大阪芸術大学選抜)
高本英里1
 
 木版画です。柔らかいトーンでぼかし刷りを駆使した抽象版画です。

 石塚恵子さん(京都嵯峨芸術大学選抜)
石塚恵子1

 エッチング作品です。元高等学校英語教師の女性で退職後嵯峨芸に進学し異色の肩書きの学生ですが、虐待やいじめなどの屈折した社会世相を投影した作品に挑戦しています。

 栗原桃子さん(倉敷芸術科学大学選抜)
栗原桃子1

 ディープエッチングを駆使した作品で、分裂増殖していく生命体を描いています。動きを感じる作品群で顕微鏡で覗いているようです。

 白水絵耶子(京都精華大学選抜)
白水絵耶子1
 クレヨンで描くような柔らかいタッチのリトグラフで、不思議の国のアリス、ガリバー旅行記、一寸法師など小人になって動物の世界や昆虫の世界を駆け巡るようなストーリ性のある世界を描いています。

 単なる美術学生でなく、将来プロとして自立できる可能性を秘めた4人の紹介です。

 他の画廊での展示は下記日程です。

 ギャラリー恵風(3名紹介) 
 2月1日(火)~13日(日)12:00~19:00 月休廊
 
 ギャラリーアーティスロング(5名紹介) 
 3月8日(火)~20日(日) 12:00~19:00 月休廊





ART STAGE SINGAPORE 2011(アートフェア)を視察す!

 シンガポールで開催されたアートフェア(ART STAGE SINGAPORE 2011 1/12-16)の視察に行ってきました。

 シンガポールはマレーシア半島の先端の島で東京23区位の広さですが、アジアで最も高度成長している国です。

 アートフェアは昨年完成したばかりの巨大ビル(57階建て200m最上階に150mプール付の空中庭園がある)マリナベイ・サンヅの地下フロアで開催されていました。

マリナベイ・サンヅの遠景
マリナベイ・サンズ

マリナベイ・サンヅからの展望(埋立地を開発しているのがよくわかります)
マリナベイ・サンド屋上

 この巨大な建物のなかで京劇スタイルの男女が大きく揺れるしなりのある棒状上部に座りながら演舞をするパフォーマンスをしていました。人形だと思ってみていたら本当の男女だったので驚きでした。

ホール内

 さて、アートフェアの会場に案内しましょう。

 参加画廊はアジアが中心でシンガポール、中国、台湾、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、韓国、日本などにフランス、ドイツ、イギリス、スイス、ベルギーなどのヨーロッパの画廊が加わり100店舗ほどが出展していました。

 会場は広く、各画廊のブースもゆったりとしていて、びっくりするような大きな作品を展示している画廊が多かったです。日本のアートフェアでは考えられないことです。

巨大なペインチング
 会場1

様々にペイントした各種ビンを積み上げた巨大なインスタレーション
会場3

巨大な仏像
巨大な作品

 会場は人種の坩堝で大勢の人々で賑わっていましたが会場が広く混雑感はありません。

 日本のギャラリーはアートゾーン神楽岡が加入しているGNA(ギャラリー・ネットワーク協会)の大阪本部になっているギャラリー井上や小山登美夫ギャラリー、アートUなどが参加していました。

 ギャラリー井上のブース(北川宏のテラコッタ)
ギャラリー井上

 大阪心斎橋にあるギャラリー井上さんは何年も前から各国のアートフェアに出展し実績を積まれている著名な画廊です。

 さて、アートフェア以外のもシンガポール美術館、博物館などを回りましたが、残念ながら実質2泊3日の視察旅行でしたのでギャラリーめぐりは出来ませんでした。

美術館の入り口
 美術館

美術館別館で草間、奈良、村上、名和晃平など日本の現代美術を紹介していました。

美術館別館

 視察を通じて、シンガポールはすごい勢いで高度成長している、また、文化政策にも大変な力を入れていることを実感しました。

 巨大なマリナベイ・サンヅにはカジノや世界中のブランドが入っており、東京の勢いをはるかに超えているのではと思った次第です。

 日本の政治は混迷状態で将来ビジョンの無い状態です。日本はこれからはしっかりした文化政策を確立し観光産業に力を入れなくては生きていけないと思うのですが如何なるのでしょう。













NHKテレビドラマ「フェイク」にアートゾーン神楽岡が!!

 NHKの新春テレビドラマ「フェイクー京都美術事件絵巻ー」の第6回目(2月8日(火)22:00から45分番組)にアートゾーン神楽岡がドラマの一場面としてでます。

 その撮影が1月10日(祭日)にありました。

 ギャラリー入り口での撮影現場です。アートゾーン神楽岡の入り口サインが「ギャラリー野上」に替わっています。

撮影現場1

 下記は2階フロアでの撮影現場です。

 撮影現場2

 40名余りの撮影スタッフが大きなカメラを据え、マイクや反射ミラーなどを機敏に動かしながら3時間余りにわたって撮影モニターを注視するチーフディレクター(監督)の指示下で撮影がすすすんでいきました。

 出演者は財前直見さん(キュレーター役)、南野陽子さん(刑事役)などです。

 アートゾーン神楽岡での撮影は3時間以上に及びましたが、実際に放映される時間は数分だそうです。

 10日はすごい寒い1日でした。そんな中何時間にも及ぶ撮影は俳優さんやスタッフにとって過酷な仕事だなあ!とつくづく思いました。

 俳優業は華麗な仕事のように見えますが、そうではないですね。楽な仕事はありません。

 そうそう!放映は下記の通りです。ご興味のある方は是非ご覧下さい。

 NHKテレビ フェイクー京都美術事件絵巻ー第6話 2月8日(火)22:00~22:45 



京都市街中心地に新たな展示会場を確保しました!

 京都市街中心地にある甘党やうどんの老舗「冨美家」さんの店舗内壁面にアートゾーン神楽岡の版画作品を新年1月7日から展示しています。

展示1


 実は、「冨美家」さんは錦小路通り堺町西にあった旧店舗が老朽化したため堺町通り錦小路上る東側に移転され昨年12月24日に新装開店されました。

展示4

 「冨美家」さんは戦後すぐに錦小路通りで甘党の店を始められ、さらに事業を拡大され現在では鍋焼きうどん等うどん家さんとしても安くて美味しいお店として全国に知られるお店です。

 店内から見た展示風景です。

 左壁面には橘宣郁子作品3点を展示しています。

展示2

 右壁面には樋勝朋巳作品3点を展示しています。
展示3

 皆さま、京都の町に来られたときには堺町通り錦小路上る東にある「冨美家」さんに立ち寄られ、美味しい「鍋焼きうどん」を賞味しながら版画を鑑賞してはいかがですか。身も心も温まりますよ。


 新装開店した「冨美家」さんの新住所は次の通りです。お隣が洋菓子のお店「サロン・ド・テオ・グルニエ・ドール」です。

 京都市左京区堺町通り錦小路上る519-2 冨美家ビル1階







元旦、京都は雪景色!

 年末30日から降り始めた大雪は31日も降り続き10年ぶりの10cm以上の積雪となりました。

 31日夜も降り続くのか心配でしたが元旦は身にしみる厳しい寒さながらカラッと晴れました。

 写真は元旦11時ごろの写真です。

 アートゾーン神楽岡から眺めた大文字山です。大の文字が白くなっています。

IMG_5915.jpg

 アートゾーン神楽岡側面の吉田山に至る道路です。元旦早朝はもっと積雪がありました。

IMG_5916.jpg

 ところで、元旦早朝7:30から吉田神社へ参拝に行きました。

 神主さんの霊験新たな祝詞を聞き、気持ちの良い2011年の門出となりました。

 さあ! 今年も皆さまと共に楽しみながら様々な展示会を開催していきたいと思っています。

 どうか今年も宜しくお願いします。




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