アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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新設の京都府立宇治支援学校メイン・フロアに舟田潤子作品が飾られる!!

 宇治支援学校と桃山養護学校が合併した京都府立宇治支援学校が宇治市広野にあった府立城南高校の跡地にこの4月新設オープンします。

 この学校は知的な障害のある子供たちや肢体の不自由な子供たちに対して「喜びはともにあること」を理念に、「自律~生活に生きるすべを学ぶ~」を目標に専門的サポートを付する特別支援教育の小学校、中学校、高等学校を併設する学校です。

 この学校の理念や目標を具体化するために開設前から、様々な準備をされてきました。設置基準に必要な施設設備はもちろんのこと例えば新たな校章を作ったり、校歌を定めたりなど、さらに子供たち、先生たち、父母達が必ず通り抜ける学校の中心を占める1階フロアの壁面に舟田潤子さんの作品が選ばれ展示されることになりました。

 3月18日(金)午後から舟田作品(サク サク サクラ)の取り付けがあり、取り付け後簡単なセレモニーが行われました。

 取り付け前の壁面です。殺風景で寂しいですね。
2011.3.18設置前

取り付け完了です。
2011.3.18壁面設置

舟田作品を教職員の皆さまにお披露目するため簡単なセレモニーが行われました。
2011.3.18オープニングセレモニー

舟田さんが絵の説明をしています。
2011.3.18セレモニー・絵の説明

先生から舟田さんに花束の贈呈です。
2011.3.18花束授与

舟田作品が展示されている広いフロアは生徒達や先生たちやお母さん、お父さんたちがのびのびと語り合えるように上品でカラフルな器具や椅子が入りました。(3月30日撮影)
2011.3.30展示1

同じ場所の近景です(3月30日撮影)。
2011.3.30展示2

 舟田さんの絵が子供たちに大きな喜びを与え、のびのびと成長していく力を与えるものと思っています。

 支援学校の理念と目標を一歩一歩実現していくために、この絵を飾って終りではなく、例えば定期的に舟田さんによるワークショップを行い子供たちに「ものづくり」の楽しさを伝えることも行っていくことになっています。

 舟田さんが支援学校の理念と目標の実現の一端を担うことが出来るのはこの上ない喜びでもあり、また、このような息の長い取組みをすることにより作家として更なる成長を遂げられるものと思います。

 高い理念と目標を掲げた支援学校の仕事に関わることができたアートゾーン神楽岡としてやりがいのある仕事で、支援学校の発展のためにも出来る限りの尽力を惜しまないつもりです。

 なお、京都府立宇治支援学校開設については京都新聞山城版(3月30日付け朝刊)に大きく紹介されました。




 









 
 
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斉藤里香展開催中!作家里香さん展示終了まで在廊す!!

 斉藤里香展開催中ですが、里香さんは東京都小金井市在住の作家です。

 展示会開催直前の3月11日に東日本大震災があり、東京周辺の都市も強震で揺れ、その後も余震が続き、それに原発事故による放射能拡散のニュースが加わり、里香さんは震え不安な気持ちで展示会開催日前日の17日に京都に来られました。

 里香さんは、当初は3泊4日で東京に帰る予定を、原発事故による水道汚染や停電などで混乱し余震が続く東京のニュースを聞くにつけ、京都にしばらく滞在することになりました。

 ですから、斉藤里香展開催中は里香さんはギャラリーに滞在です。ただし、午後2時ごろからですが!是非お越し下さい。

 こんなに滞在されることは通常ありませんので作品や東京事情について話しあってください。話題も豊富で話が弾みますよ。

 展示

 さて、上記の作品は新作で大きな作品です。里香さんは旅行好きで各地の大自然の印象を頭に込め、デッサンしたなかから、強く残っているイメージを版画にしているとのことです。

 迷い込んだ森であったり、遠くまで続く道であったり、大らかにたなびく雲であったり、雄大な風景が彫刻刀の大胆な彫りと刷りと配置される色面とで、見事に表現されています。

 きっと魅了されるでしょう。是非ご覧下さい。

 
 斉藤里香展 ~4月3日(日) 
 11:00~19:00 水、木休み
 斉藤里香さん 14:00から在廊



 



  

斉藤里香展はじまる!

 東京小金井在住の斉藤里香展が始まりました。

 まず、展示風景をご覧下さい。

展示風景 (1)

 斉藤里香は女子美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了ですが在学中に日本版画協会展新人賞、あおもり版画トリエンナーレ展優秀賞、高知国際版画トリエンナーレ優秀賞など受賞し最も注目された新人の一人でしたが、その後も鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展大賞受賞など現在に至るまで切れ目無く活躍している作家です。

展示風景 (3)

 森や草原など大自然のなかで霊的なもの感じながら、その風景を心に留め置き心象風景として描く作品は雄大で、木版画独特の味わいも加わり、その大きな版画画面に対面すると癒されます。

 今回は大作を中心に小品も10数点展示しています。

 斉藤里香展

 3月18日(金)~4月3日(日)
 

 版画の醍醐味を是非味わっていただきたくご案内いたします。



 

 

 

青木野枝のアートトークにファンが集まる!

 3月6日(日)15:00から青木野枝さんのトークショーを行いました。

 2,3日前から突然冬に戻ったような寒さでファンの集まりがイマイチでしたが1時間余り熱のこもった話を伺うことが出来ました。

 また、質疑応答も活発で充実した時間が過せました。

アートトーク

 青木野枝さんは越後妻有トリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭などに出展されてきましたが、その場限りの出展ではなく、地元の方々の協力を得るために数ヶ月にわたる長い対話の時間が地元住民との間にあったようです。

 作品はパーツをあらかじめ作っておき現地でアシスタントの協力を得て組み立てていくようですが、現場の状況を見ながら制作をしていくとのことでした。

 そのような制作にたいして、現地で組み立て展示が終われば解体して持って帰るということは彫刻ではなくインスタレーションではないかとの質問がありました。

 その質問に野枝さんはインスタレーションと言われればその通りだが自分自身は彫刻だと思っている。

 彫刻の枠組を大学時代に学んだがその枠組から解放されたい、彫刻の中に入り中から外を覗いたり、外を見上げたり出来る作品があってもいいのではないかとの思いがあり、その思いを具体化したのが今までの作品で飽くまでも彫刻だと思っているとのことです。

 版画は版画工房の指導の下に自分の描いているイメージを具体化していくのだけれども、偶然の面白さも期待でき楽しんでいるとのことでした。

 参加者は14,5名でしたが懇親会に入って後もワインを交わしながら懇談が続き和やかな場となり密度の高いものとなりました。

 作家と接触しじかに話が聞けると制作の苦労とか制作の意図とかが理解できより作品に親しみがわいてくるものです。

 今後是非このような機会には参加してください。




 

映画「ソーシャルネットワーク」を見て

 昨年末、タイへ行きました。

 シルバーコン大学の美術学部教授のヤナウィット先生に会いに行ったのですが、ヤナウィット先生の娘さんがフェイスブックを利用しているというのです。

 それはミクシーと同様のソーシャルネットワークシステムの一種と思った程度でしたが、学生達の間で利用者が爆発的に増えているとのことでした。その時は気にも留めませんでした。

 今年に入りある知り合いからメールでファイスブックへの誘いがあり、中を覗いてみると知り合いの名前と顔が出てるではありませんか。

 何も判らず、しかし加入登録をしてみました。

 その直後にエジプトで政変が起こりました。エジプト政府転覆劇のツールとなったのがフェイスブックだったと知り正直驚きました。

 すでにファイスブックは世界中の若者に利用されており短期間に爆発的な情報共有がなされチュニジアやエジプトの市民革命の起爆剤となったというのです。

 それが野火のようにリビアをはじめ中近東の国々へ広がりつつあります。中国や北朝鮮もSNSに脅威を感じていると思います。

 こんなタイミングに「ソーシャルネットワーク」と言う映画が上映されたので見に行きました。

 ハーバード大学の学生だったザッカーバーグがガールフレンドに振られ、そのはけ口を求めてなのか少々悪趣味な学内美女コンテストサイトを立ち上げるところから映画が始まります。

 各女子寮の名簿システムにハッキングするところなどネットシステムに熟達している学生達が集い、熱気と喧騒の中でシステム構築をなされていくのですが、フェイスブックは若者の暴走が生んだシステムだったのですね。

 ザッカーバーグはより洗練されたSNSにしていく過程で多くの友人を切捨てたり、失ったりしていくのですが、一方でマイクロソフトなどの強力なスポンサーがつき瞬く間に世界中に波及して行きました。

 ザッカーバーグがファイスブックを立ち上げたのは学生だった2004年です。良きも悪しきもアメリカの底知れぬ力を感じました。

 と言うわけでフェイスブックに悪戦苦闘しながらこれから取り組みたいと思っています。

 その理由は版画を普及したいからです。版画の面白さを多くの人に知っていただきたいからです。そして多くのご家庭に版画を飾っていただきたいからです。

 日本の版画は世界に通用する美術品で、世界に通用する作家を多く輩出しています。しかもごく普通のサラリーマンの給料で手に入れることの出来る庶民の芸術品です。

 ごく一部のコレクターの趣味に終わらないよう、美術品は美術館だけで見るものだと思っている人々に、各家庭の中にも小さな美術館を持っていただきたいと思っています。

 それは版画であればどんなご家庭でも実現可能ですから。




 

 

 

3月6日(日)青木野枝のアートトークに参加しませんか!

 青木野枝さんは昨年開催された瀬戸内国際芸術祭や3年ごとに新潟県で開かれていた越後妻有トリエンナーレなどに出展してきた国際的に活躍する彫刻作家です。

 その彫刻は鉄材を溶断、溶接して制作されるのですがどの作品も鉄材の重さを感じない軽やかな作品ばかりで増殖していく生き物のように感じられます。

 版画も彫刻のイメージの延長線上にあり、軽やかな印象のものが多く魅力的です。

 その魅力に取り付かれ今回で3回目の個展を開催することになり、アートトークもお願いしました。

 青木野枝のアートトーク
 青木野枝が熱く語る!私が表現したいこと!
 日 時 3月6日(日) 15:00~
 場 所 アートゾーン神楽岡(詳細はHPをご覧下さい→HP) 
 参加料 無料 定員30名
 トーク終了後、質疑応答と懇談を予定しています。


 是非ご参加下さい。
 
作品縮小

 

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