アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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3/15 タイの版画事情を探訪す!

 2月12日から16日までタイのバンコクへ行きました。
去年の秋からアート・オブ・レディデンスでタイのシルバコーン大学に美術留学している英(はなぶさ)裕さんを、版画作家を紹介していただこうということで訪問しました。

 12時過ぎ関空を発ち、現地時間午後6時ごろに到着し、ジュシタニホテルには午後8時ごろに入りました。ジュシタニホテルはBTS(高架鉄道)と地下鉄(M)が交差するタイの繁華街にあります。

 翌13日約束の時間の10時30分に間に合うようにBTSに乗り終点サバーンタクシンでタイの中心を流れるチャオプラヤ川の基幹交通の船に乗り換え、ター・チャンに向かった。
 ター・チャン港で英さんの迎えを受け、川の東側に広がる王宮の北側にあるシルバーコン大学へ早速案内してもらった。

 タイの大学ではシルバーコン大学とチュラロンコン大学が著名な名門総合大学です。特にシルバーコン大学は美術系学部が大変充実していますが美術系学部はバンコク市内にあります。そして美術系学部の一部とそれ以外の学部は郊外で車で約1時間余りのところにあります。車で案内されたのですが広大なキャンパスでした。

 下記はバンコク市内の王室の北側にあるシルバーコン大学のサインです。

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 下記はシルバーコン大学キャンパス内です。銅像は当大学の創設者(イタリア人らしい?)です。

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 下記はシルバーコン大学内のアトリエを提供されて研修に励む英(はなぶさ)さんです。

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 英さんはタイで研修されるのは2回目で前回はチェンマイ大学で研修されたようです。2回目となる英さんはタイ語にも精通されており私達の通訳をしていただきました。

 また、英さんは今回の研修では銅版画も学んで帰りたいとのことで、版画の先生に師事されていましたので私達にとっては版画作家を紹介していただく絶好のチャンスでもあったのです。

 下記は大学内の版画アトリエ

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 大学内の版画施設は実に充実していました。しかも、郊外のキャンパスにもバンコク内と同じような版画施設がありました。学部生、大学院生を紹介され作品も見て回りましたが基礎教育がしっかりしていると思いました。

 英さんの話によるとシルバーコン大学に入学できる学生はタイ全体のトップクラスが入学して来るそうで、卒業生はタイ国内の美術教育を担う作家として育っていくエリートだそうです。

 院生や学部生や研修生の作品を2、3紹介しましょう。

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 また、英さんにシルバーコン大学の版画の先生も紹介いただきました。その中で非常にユニークなコンセプトで作品を制作しているYanawit先生を紹介します。

 Yanawit先生は色んな草木や花の樹液や色素を染色技法で紙に定着させる版画作品を制作されています。南国タイは草木も花も種類が多く実に様々な色が版画として定着しており見事な作品ばかりです。

 あまりに素晴らしい作品ばかりで見とれてしまいました。
 早速、先生に個展を申し入れ来年12月にしていただくことになりました。

 下記写真の左がYanawit先生です。

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 Yanawit先生の作品を扱っているギャラリーを紹介いただき翌14日に訪ねていきました。
 
 ギャラリーは高級住宅外の一角にあって素晴らしいスペースを持つギャラリーでした。Yanawit先生から事前に連絡してあったのか、先生の名前を伝えると私達を収蔵庫に案内されYanawit先生の作品を沢山見せていただきました。

下記はYanawit先生の作品を収蔵しているTONSONギャラリー

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下記はYanawit先生の作品ですがやはり本物を観ないと良さが判りませんね。

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 タイのバンコクを訪問してくるまでいろいろ案内してもらいましたが、バンコクは大都市であることがよくわかりました。タイの人口は6千万人ですがバンコクには1/10の6百万人が集中しているそうです。どんどん新しいビルが建っていますし、近代化が進んでいます。

 しかし、タイのギャラリーは入居許可書の要るような高所得者が住む特別区域内にあったり、高級住宅街の一角にあったりして街角では見受けられませんでした。まだまだ、アートの大衆化は進んでいないようです。

 タイはアジア地域の中で植民地として他国に支配されたことのない国として古い文化が残っているユニークな王政の仏教国です。それだけに、絵画も伝統的なタイ様式の絵画が主流のように思えましたが、一方でそれを打ち破る絵画も現れてきており今後が楽しみです。

 








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