アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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林孝彦さんからカムイユカラを学ぶ!そうだったのか!

 「カムイユカラ」ってなに?

 アイヌの伝承文学かな?程度の認識しかなかったのですが版画家林孝彦さんから色々聞き再認識しました。

 「カムイ」とは神々や霊が自然の様々な物に宿って現れるその神々や霊をカムイとアイヌ達は呼んでいて、川には川のカムイが、山には山のカムイが、森には森のカムイがいるのです。

 狩猟生活をしていたアイヌは自然から得る恵は神々から授かったものとして理解していました。例えばイオマンテの火祭りと言う儀式はヒグマを殺した後はヒグマに宿っていたカムイの魂を神々の世界に送り出す儀式なのです。

 このように神々、自然、人間の三者の共存によって人間は存在しているのだという考え方がアイヌ達の根底にありました。

 林孝彦さんは今回、木口木版画で「カムイユカラ」の世界を表現しましたが、この作品を創る動機となったのが知里幸恵の「アイヌ神謡集」でした。

 知里幸恵と言う人物は言語学者でアイヌ研究の第一人者であった金田一京助の助手をしていた女性でアイヌ出身でしたが金田一に出会うことでアイヌ民族意識に目覚めアイヌに伝わる伝承を神謡集の形で残したのです。

 しかし知里幸恵は神謡集を残してわずか19歳でなくなりました。

 私はまだ読んでいませんが是非読みたいと思っています。

 林孝彦さんの木口木版の作品にはアイヌ神謡集にこめられたメッセージがこめられています。

 林孝彦展 ~6月20日(日)

 是非見て欲しい作品です。全作品は21点ですがそのうち2点を紹介します。

◎カムイユカラ(19)-と、小さいオキキリムイは物語った
カムイユカラ(19)-と、小さいオキキリムイが物語った- 20×15cm 22000円縮


◎カムイユカラ(2)-銀の滴、降る降るまわり
縮カムイユカラ(2)-銀の滴、降る降るまわり 20×15 ed60

 
 

 

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