アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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メキシコ湾沖原油流出事故と環境破壊に芸術は何が出来るか!

 今年の4月メキシコ湾沖の原油採掘現場で爆発事故が起こり、以降原油が流出しつづけメキシコ湾では原油汚染が広がっています。

 この事故を起こした企業は7大石油資本の1つのBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)です。

 原油による海洋汚染でその海域に住む魚類などは死滅し、漁業で生活をしている漁民達への影響は計り知れないものがあるでしょう。また、生態系も変化するでしょうし、現状に戻ることは考えられないかもしれません。

 BPはアメリカ政府から巨額の賠償責任を問われていますし、その地域の住民達の生活権、生存権を侵害したのですからその責任をBPが負わねばなりません。

 それにしても、エネルギー資源として現在主役である石油を見直し、より環境保全が可能な風力や太陽光や地熱などに大きくシフトしようとする切っ掛けとなる分水嶺の大事故といえます。

 鳩山政権のときに2020年までにCO2を25%削減すると公約しましたが、このような事故を回避し省エネ社会を建設するためには少々高い目標が必要かもしれません。鳩山前首相は夢に浮かされたような現実を直視できない首相で結局は破局しましたが、後世の人類のため25%削減は世界共通の目標にしたいものです。

 今、林孝彦展をアートゾーン神楽岡で開催中です。林孝彦さんは人間は自然に生かされているという無為自然の生き方をした老子や歌人で僧となった西行を作品のテーマとして取り上げることが多いのですが、林作品に流れている自然賛歌の響きは環境保全の思想にも通じるように思います。

 林作品は抽象作品ですが、自然との共生というテーマと様々な文化への畏敬の念(例えばアイヌ民族の伝承文化に対する畏敬の念がカムイユカラシリーズとして作品化された)は一貫しているようで作品からそれが感じられ魅力的なものになっています。

 これからも林孝彦作品に注目して行こうと思っています。


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