アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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NY在住作家、小野知美展始まる!!

 今日(9/10)から小野知美展が始まります。

 9月8日にアートゾーン神楽岡に作品が搬入され、その午後と昨日で個展の設営準備をしました。その様子をご覧下さい。

 作品3

 上記作品は吹き抜け2階天井から吊り下げた左右各5枚がつながる作品です。タイトル「Milky way」は宇宙の拡がりをイメージした大作です。

 この作品を吊り下げるのに苦労をしましたが印象に残る力作です。

 下記は地下フロア壁面のインスタレーション作品で作家が展示作業をしている風景です。

 作品1

 小野知美は生命の誕生、成長、成熟などをテーマに描いてきた作家で、シーズシリーズから始まり現在では宇宙の起源まで含めた壮大なテーマにまで広がってきています。

 下記はほぼ展示を終えた壁面です。

作品5

 二階には宇宙的イメージを描いた「Night sky」と「Day sky」の両シリーズが展示されています。

作品4

 小野知美は嵯峨美術短期大学(現京都嵯峨芸術大学)卒業後、スペインのバレンシアに渡り1年間版画の勉強をし、その後アメリカのニューヨークに渡りました。

 NYのアート・スチューデント・リーグに入学しさらにリトグラフを学びながらプロの道を目指しました。

 ニューヨーク在住の日影眩のNYアート・レポート(雑誌:ギャラリー)では蔡國強のイベントや村上隆のインスタレーションの紹介と共に、小野知美の活躍ぶりを次のように紹介しています。

 「市が主催するスタジオツアーのオープンハウスに始めて参加した小野知美をNYタイムズがポートレート入りで取り上げ、CBSテレビがインタビューした。・・・・生と性、無と有、抽象と具象、フィクションとリアリティの間を揺れ動く表現は時として女性の(分泌)をほのめかし挑発的だ。彼女の作品はむしろ女性に売れる。・・・・彼女は(自分の自然)に依り、時代に迎合するエスニック・カルチャーに依らない。」と日影は村上隆などと並列に論じ小野知美の作品を村上隆などの対極のものとして賞賛しています。

 下記作品は「Origin」という作品で6点纏めて一つの作品を構成しているもので生まれ、成長、成熟し、朽ち、やがて元に戻る生々流転の東洋思想が読み取れます。味わい深い作品です。

 作品2

 小野知美の作品は派手な色彩で描かれた作品ではなく、全ての作品がわずかな色調の違い、仄かな明暗で、にじみ出るような心象を映し出しています。

 現物を見ない限りその味わいは分からないものばかりです。

 小野知美展 9/10・金~26・日
 
秋の展示に相応しい味わいのある個展です。是非ご覧下さい。


 
 

 


 

 

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