アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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名和晃平ーシンセシス を見る!

 東京都現代美術館に「名和晃平ーシンセシス」を見に行きました。

 名和晃平は1975年生まれだからまだ36歳です。しかし、今最も注目されている作家です。

 小谷元彦展を森美術館に見に行ったが、小谷と同様そのスケールの大きさに驚きです。スケールには図体の大きな作品と言うこともあるけれども、創造するオブジェがかっての枠組に嵌らないのですね。

 アクリル樹脂に閉じ込められた物体がプリズム効果で複数に見えたり、角度によって見えなくなったり、虚像が見えたりと不思議な作品あります。

 また、ガラス球(ビー玉)を前進に纏った鹿の像が何対もある部屋もあります。

 シリコンオイルを発光させ、グリット上に泡を絶え間なく発生させている不思議な部屋もあります。

 対になった巨大な彫像の部屋もあります。

 何が包まれているのでしょうか。発砲ウレタンで包まれ、化石化した不気味な動植物であるかのようにも見える作品があります。

 美術館の出版物によれば「名和はビーズや発砲ポリウレタンなどの流動的な素材・メディアを、情報社会における感覚や思考のメタファーとして扱い、デジタルとアナログの間を揺れ動く身体と知覚、感性のリアリティを多義的に表現しています。」と解説してます。

 なかなか難しい解説ですが、益々複雑な社会になり、なかなか実態を掴みきれない世界、真実か虚像かわからずさまよう私達、そんな社会を投影したような作品群だと思いました。

 

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