アートゾーン神楽岡美芸短信

ギャラリストが様々な角度から日記風に伝える展示会通信です。

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武田あずみ & 宮田雪乃 銅版画展

 現在、武田あずみと宮田雪乃の銅版画展を開催中です。
 会期:11月13日~29日 11:00~19:00 水・木休み

武田あずみと宮田雪乃は二人とも銅版画に取り組む作家です。
しかし、その作風は全く違います。

まず、武田あずみを紹介しましょう。
武田あずみは、情報は氾濫しているけれど言い知れぬ孤独感や閉塞感を感じる現代社会を独特のシニカルな感性とブラックユーモアで文や絵として表現します。彼女のクールな目が現代社会の病巣を見事にとらえていてその面白さにはまってしまいます。絵と文が一体化した極めて不思議な作品だと言えます。

夢見る婦人のは話1
夢見る夫人の話 Ⅰ
スイッチを押すことだけは毎日の日課です。
心無いもてなしでも構いません。
例え、私が言葉にしたとしても、
犬は相槌を打ってはくれません。
当然、一人歩きの心配は全く無用です。

夢見る婦人の話3
延々と、夢見る夫人の話 Ⅲ
青い光で夢が育つことを知らなかったのでしょう。
栄養満点の食事も、欠かすことのない運動も、
快適至極な寝床も、さしたる効果はありませんでした。
青い光の効用に気づけたのなら、
ずっと生きていられただろうに。

宮田雪乃は空白を生かし、物の輪郭さえもが空白に埋没しその原型をとどめておらず、それを再現するのは観るほうに任されているかのような作品です。その描線は一見簡単に描かれているように見えますが実は丁寧に描かれていてしかもリズミカルです。ホックニーの銅版画に見るような軽やかさがあり魅力的です。

yukino縮

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